日本三景の一つのとして有名な天橋立ですが、実は天橋立がどこにあるのか、または何かわかっていない…という方も多いのではないでしょうか?(お恥ずかしながら私は高校生まで建築物の「橋」だと思っていました…、私だけだったらすみません。)
というわけで、今回は実は天橋立をよく知らない!という方のために、天橋立とはどこにある何なのかを簡単にご紹介します。おそらく多数派の、何か知っている方たちは生暖かく見守っていてください。
天橋立は、京都府北部にある宮津湾と阿蘇海の間にある砂嘴(さし)のことです。砂嘴とは、砂が堆積してできた鳥のくちばしのような地形のことで、宮津湾と阿蘇海の間に積もった砂の道のようなものだと考えてもらえれば良いと思います。全長は約3.6km、白い砂に青い松が生い茂る道になっています。天橋立によって、宮津湾と阿蘇海は完全に仕切られているようにも見えますが、南端のところでちょっとだけつながっているんです!天橋立の観光スポットの一つ、廻旋橋(かいせんきょう)があるあたりです。
ではこの天橋立、いつからここにあったのかというと正確なことはわかっていないようですが、3000年前にはあったと言われています。近くの河川からの流れや海流に砂が運ばれながらできたのが天橋立ですが、その成り立ちにはこんな神話も残っています。
日本を作ったとされる国生みの神・イザナギノミコトが天から地上へ降りるためにハシゴを立てていました。ところがお昼寝中にハシゴを倒してしまい、それが天橋立になったというお話です。うっかり倒されたハシゴがそのまま天橋立になるなんてさすが神様です。
誰かに天橋立の成り立ちを聞かれたら、砂が堆積してできたという説(というか事実?)と、イザナギノミコトが倒してしまったハシゴ説、好きな方を教えてあげてください。
今回は天橋立ってそもそも何…?という方(いれば)向けに天橋立の成り立ち等をご紹介しました。この記事を読んで少し天橋立に詳しくなった方!天橋立そのものはもちろん、周辺には様々な観光スポットもありますので、ぜひ天橋立に足を運んでみてください。