こんにちは!京都大好きライター、沢本ゆきです!
危険な暑さだった今年の夏もようやく終わりが近づき、市場には秋の味覚が流通しだしましたね。丹後では、おいしい農産物も多く収穫されるというのはすでにご紹介してきたとおりですが、この季節おいしくなるのはなんといっても梨!海鮮が自慢の丹後ですが、果物も負けてはいませんよ!今回はそんな梨のお話をしたいと思います。
日本海に面した丹後地域の丘陵地は府内有数の果樹産地で、様々な種類の梨が栽培されています。なかでも『京たんご梨』と名付けられたブランド梨が有名です。二十世紀梨を改良したゴールド二十世紀という品種で、一定の糖度を持つものだけが『京たんご梨』のブランドを名乗ることができるのです。選ばれし梨という訳ですね~。まだ暑さの残る9月ごろが旬で、さわやかな甘みがたまりません!
丹後ではなんと、10品種以上もの梨が収穫されています。8月上旬から収穫される『八雲』を始め、9月には『京たんご梨』、その後は『新興』や『王秋』、晩秋のころには、『晩三吉』や日本一大きい『愛宕梨』などなど、同じ梨でも実る時期が違うから、秋の味覚を長~く楽しめるんですね。秋は他にも色々な味覚狩りが楽しめる季節ですから、丹後に来られた際にはぜひ梨狩り体験などもプランに組み込んでみてくださいね。
様々な種類の梨があるとご紹介しましたが、大きく分けて青梨系と赤梨系の2種類に分かれます。青梨系は『二十世紀』、赤梨系は『幸水』が有名ですね。
「私、梨が好きなんです~」なんて話を聞くとつい「どっち派!?」と聞いてしまう私。特にこだわりのない人から見ると「えっ?どっちって何?何の話?」ってなるんですけど、梨好きの人には分かりますよね。二十世紀系と幸水系では味も食感も全然違うのですよ。みずみずしく爽やかな甘みが夏を終えたばかりの身体にしみわたる二十世紀系か、はたまた、じゅわっとコクのある甘みが、涼しくなってくる時期にぴったりの幸水系か。
ああ、どっちも捨てがたいですね!
どっちも食べればいいじゃない!?
そう、どっちも食べればいいのです。どっち派とかないですね!
以前、フレッシュトマトを使ったカクテルをご紹介しましたが、みずみずしい梨はカクテルに使っても最高です。ちょっと気の利いたバーに行けば、目の前で梨をすり潰したフレッシュカクテルを作ってくれます。まだまだ暑いこの時期、仕事終わりの生ビールは最高ですが、夜更けにキリッと冷えた梨のカクテルもまた格別ですよ!お子様も楽しめる梨のスムージーなんかも最高ですね。