こんにちは!京都大好きライター、沢本ゆきです!
昨日京都では、日本三大祭のひとつ、祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾巡行が行われました。先頭の長刀(なぎなた)鉾に乗った稚児(ちご)が、四条麩屋町に張られたしめ縄を太刀で切り落とし巡行が始まります。
太刀といえばあの魚!というわけで、少し強引ですが、泳ぐ姿がきらきら美しい、太刀魚のお話。
店頭で丸ごと一匹を見かけることはあまりありませんが、太刀魚は体長が70cm~1mにもなる長い魚。活きている太刀魚はきらきら光って、本当に刀のような美しさです。英語でもサーベルフィッシュと呼ばれたりするそうですよ。
あの太刀魚の美しい銀色は、ウロコの代わりにグアニンという成分が体表を覆っているかららしいのですが、手で触るとすぐ取れちゃいます。おうちでお料理したら、手やまな板がキラキラしちゃって、ちょっとゴージャスな気分になれるかもしれませんね。
太刀魚は、夏から秋の産卵時期にかけておいしい季節を迎えます。京都のお料理屋さんでも懐石料理のひと品として登場したりしますね。新鮮な太刀魚を丁寧な仕事で塩焼きにしていただくと、皮はぱりっとしつつ、ふんわりした身がたまらないおいしさです!
卵を持った太刀魚が出回っていることもありますね。子供の頃、子持ちの太刀魚を母が煮付けにしてくれたのが大好きで、卵をきょうだいで取り合って食べたことを思い出します。
実は私、アクション映画が大好きなんです!
昔から日本映画の刀を使って戦うシーンや、海外のヒーロー映画をよく観てました。だから太刀魚のフォルムを見ると、おお~!かっこいい~!!ってテンションがあがっちゃうんですよね。
ちなみに、モンスターを狩りたおす某有名ゲームでは太刀魚みたいなモンスターが登場して、そのモンスターを素材にした、太刀魚みたいな太刀が実際に存在したりします(笑)。
あまりに刀に憧れすぎて、時代劇の街並みが楽しめる京都市内の某村に行った時、友達はみんなお姫様の扮装をしていたのに、私一人だけお侍さんの扮装をしてドン引きされたことがあります。
だって、お姫様みたいな着物は他でも着られるけど、お侍さんの格好はそこでしかできないですもんね。レプリカとは言え刀を手にしたときはわくわくしました。
あの時のことを思い出しながら太刀魚を食べれば、私も気分はモンスター〇〇ター侍、もちろん得意武器は『太刀』ですよ!