300年以上前の江戸時代から、伊根町に守り継がれる「伊根祭(いねまつり)」。“海の祇園祭(ぎおんまつり)”と呼ばれることも。
京都・八坂神社から牛頭天王を勧請したと伝わる地元・八坂神社の祭礼で、海上安全、大漁、五穀豊穣を祈願して、毎年7月末の土日に行われています。
丹後半島の先端に位置する伊根町は、海上に浮かんで見える住居「舟屋(ふなや)」が並ぶ独特の風景で知られています。
伊根町で行われる伊根祭は、宵祭、宵宮、そして本祭の2日間に渡って行われます。祭りでは神楽舞や雅楽の演奏を行います。大漁の年に出る4艘の船屋台は、7艘を横に繋いだ土台の上に屋台を組み上げるのですが、祇園祭の山鉾と同じく釘は一本も使用されていません。船屋台が海上渡御(かいじょうとぎょ)するさまが、京都・祇園祭の山が海に浮いているように見えることから“海の祇園祭”と呼ばれています。
今年は船屋台が海上渡御はありませんが、祭礼船が海上渡御する様子は見ることができます。そして今年の最大の見どころは改修されてきれいになった両爺媼(りょうとんば)。
29日の本祭をご覧になる際には是非チェックして下さいね!
また、祭りは神事ですので、見学の際には係りの方の指示に従うようにしてください。
伊根祭の詳細はこちら。
イベント名 | 伊根祭 |
日程 | 2018年7月28日(土)・29日(日) |
場所 | 京都府伊根町 |