宮津市の智恩寺で行われる「文殊堂出船祭(もんじゅどうでふねまつり)」。
智恩寺に残る伝説「九世戸縁起」を再現したイベントで、松明が灯された海上舞台の上で太鼓に合わせて金銀2頭の龍が舞い、クライマックスには打上げ花火もあがります。
みなさんは「いざなぎのみこと」と「いざなみのみこと」の神話をご存知ですか?
太古の昔、「いざなぎのみこと」「いざなみのみこと」という神様が、日本列島、そして天橋立をお造りになりました。この神様が出来上がった地上をご覧になりますと、悪い龍が大暴れしていて人々が住む事ができません。困った神様たちは、毎日相談されました。やがて、いざなぎのみことの申されますには、「中国の五台山におられる文殊菩薩は智恵第一の仏様で、昔から龍神の導師である。悪龍もきっと改心するであろう」と。そこで神様たちは、五台山から日本海の荒海を越えて、文殊菩薩をお迎えされたのであります。文殊菩薩は千年の間、この地でやさしく慈悲の心をもって説法をされました。龍はあつまって教えを聞き、すっかり感心して今後は仏法を信じ、人々を護る神々になると誓いました。
これが九世戸縁起の伝説です。
荘厳で幻想的な海上絵巻を鑑賞しながら、日本の神話に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
イベントの詳細はこちら。
イベント名 | 天橋立「文殊堂出船祭」 |
日程 | 2018年7月24日(火) |
場所 | 宮津市天橋立廻旋橋付近 |
主催 | 天橋立観光協会 文殊堂出船祭実行委員会 |