9月17日(木)に、宮津市立栗田小学校と京都府立海洋高等学校で開催されたイベント、海が育んだ「食」『海のおいしいものを届けようin京都・宮津』。海が暮らしにもたらした恩恵を学び、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成するイベントです。今回は、このイベントに参加した栗田小学校のみなさんが、京都の海について様々なことを学んだり、体験したりした様子をお知らせします!
イベントの前半は、粟田小学校の近くの海洋高校で行われました。まず子どもたちが向かったのは、丸い水槽の前。こちらで、海洋高校の栽培環境コースに所属するお兄さん・お姉さんたちから、「つくり育てる漁業」である栽培漁業について学びました。魚という命に責任を持って毎日世話をしているというお話を聞く子どもたちの表情は真剣そのもの。水槽で泳いでいる魚やエビを見てはしゃぐ様子も見られました。
栽培漁業について学んだあとは食品経済コースの皆さんに連れられて、食品加工の現場へ。翌日の子どもたちの給食に出るというお魚・ヤナギ(サワラの小さい個体)を捌いている現場を見学しました。ヤナギを捌いている高校生たちの様子を見た子どもたちは興味津々!
「餌は何を食べているのですか?」、「エラはどこですか?」などの質問が飛び交う中、高校生も「エラはこれで・・・」など実際に見せて質問に答えてくれました。
加工工場見学の後、未利用資源・低利用資源であるサメを使ったオリジナル商品の開発や、地元食材を使った商品開発のお話しなど、イベント後半の活動にとても役立つお話を聞かせてもらいました。
海洋高校で普段なかなか見られない栽培漁業や食品加工の現場を見学した後は、粟田小学校に戻って、「ふるさと納税の返礼品」を考える、というワークショップを実施。
宮津市のふるさと納税担当職員の橋本さんから、ふるさと宮津応援寄付制度や返礼品にラインナップされている地元産品について説明を受け、実際に宮津市の返礼品の一部を見せてもらいました。鯖の缶詰や干物など、子どもたちにもおなじみの食品から、へしこ、このわたなど子どもたちには珍しい?食品まで、様々な地元の食品が返礼品となっていることを学んだ子どもたち。
午前中に海洋高校で聞いた商品開発のお話や橋本さんのお話を参考に、グループごとにどんな返礼品があったら良いかを考え、橋本さんの前で発表を行いました。様々なアイデアに対する橋本さんからのコメントに子どもたちも嬉しそうな様子。地元の海にまつわる食品について考える貴重な機会となりました。
今回のイベントで、子どもたちは地元の海にまつわる漁業や食品加工などについての知識や経験を深めるとともに、ふるさと納税の返礼品を考えるという活動を通じて、より地元の海産物への理解を深めることができました。
これからもより海について学んでいけるといいですね!
イベント名 | 海が育んだ「食」『海のおいしいものを届けようfrom京都・宮津』 |
参加人数 | 12人 |
日程 | 日程 2020年9月17日(木) |
場所 | 宮津市立栗田小学校 京都府立海洋高等学校 |
主催 | 海と日本プロジェクトin京都実行委員会 |
協力 | KBS京都 |