スポGOMI甲子園実行委員会は、3人1組のチームを結成した15~18歳(高校生相当)の若者たち全16チームが、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2021・京都大会』を10月31日(日)に開催しました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
全16チームが参加した京都大会。精力的に動き回る高校生たちの頂点に立ったのは、お揃いのジャージに身を包んだKOGAQUEENs。
日頃から練習を共にする陸上部チームならではの息の合った連携で、最終的にはKOGAQUEENsチームが2位のチームと58.5ポイント差の接戦を制し、4.61kg/1031.5ポイントで優勝しました。
爽やかな笑顔と大きな声で挨拶する姿が印象的な3人。持ち前の体力とチームプレーで、12月に東京で開催される全国大会でも活躍が期待されますね。
<KOGAQUEENsチームのコメント>
ごみがいたるところに落ちていて拾うのがすごく大変だったけれど、終わったあとは達成感や心が洗われた感じがあってすごく楽しかった。
やはりひとりひとりが意識してごみを拾わないと川はきれいにならないので、私もこのイベントをきっかけに、ごみが落ちていたら拾うような習慣をつけたいなと感じている。
川をきれいにして、その結果、海もきれいになっていけばいいなと思う。今回のごみ拾いで改善点なども多々あったので、そこを改善して全国大会で最高のパフォーマンスができるようにしたい。
日本有数の観光都市・京都市の真ん中を流れる鴨川と高瀬川。京都を訪れたことがある人ならば1度は歩いたことがあるであろう川沿いの道には、あちらこちらにごみが散乱していました。ただ、鴨川は多くの人が訪れる割には地域の人々の清掃活動のおかげか比較的ごみは少なかった。
一方、飲食店が軒を連ねる高瀬川の周辺は、ペットボトルや缶、お菓子やパンの袋、煙草の吸殻などが溢れ、せっかくの町並みを台無しにしていた。参加者の1人は「こんなにごみが落ちているとは思わなかった。これが海に流れるのは恐ろしいですね。」と話し、汗を流しながらごみを拾い続けた。
スポGOMI甲子園は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在だが、海のない京都市からでも、今回の参加者のようにスポGOMI甲子園への参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やす事で、海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思った。
イベント名 | スポGOMI甲子園・京都大会 |
参加人数 | 48人 |
日程 | 2021年10月31日(日)9時30分~12時00分 |
場所 | 京都市内の鴨川及び高瀬川周辺 |
主催 | スポGOMI甲子園実行委員会 |