番組情報
2017.07.21

「海の日」~海の恩恵について考える~

先日7月17日、京都市内は祇園祭・前祭の山鉾巡行を見にやってきた多くの人々で賑わいました。

一方、「海の日」ということで海に行かれた方も多いのではないでしょうか。ところでみなさんは「海の日」がどういう日かご存知ですか?

海の日の由来とは?

本来は明治天皇が1876年7月20日に東北・北海道巡航を無事に終え、船で横浜港に到着した日、ということで海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願うことを趣旨として1995年に制定されました。

現在はハッピーマンデー制度により、7月の第3月曜日ということになっていますが、海の日にはこんな意味があったんです。

海の日は、私たちが日々海から恩恵を受けていることを改めて意識する機会でもあります。

 

 

豊かな京都の海

  1. 金樽(きんたる)イワシとも呼ばれていたマイワシ。その由来にはある伝説が・・・
  2. 京都では「ぐじ」と呼ばれています
  3. 京都の夏はやっぱりハモ!祇園祭は鱧(はも)祭とも呼ばれます

京都の海にはイワシやアマダイ、京都の夏の味覚として有名なハモをはじめとして、個性豊かな魚たちがたくさん暮らしています。

京都府漁業協同組合の佐久間幸一さんは、漁業に携わる人々にとって海は宝であり、海の恩恵を受けている。海を大切に、長く持続的に海を利用できるように1人1人の心がけを大切にしてほしいと語ってくれました。

舞鶴市で開催「海の日のつどい」

  1. 舞鶴赤れんがパークで開催された「海の日のつどい」
  2. 地元少年団による行進や手旗信号の実演も

舞鶴市では毎年、海の日に「海の日のつどい」を開催しています。

舞鶴市は平成25年度に海を活かした街づくりなどに熱心に取り組んでいる地区が認定される「海の日モデル地区」にも選ばれ、この日は多くの方が集まり、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の発展を願いました。

京都「海の日」実行委員会の松本直樹会長は、舞鶴は海から近く、代々引き継がれてきた海への思いが地域の文化となり、それが海の日のイベントの継続に繋がっていると言います。また、海は他の地域とつながっているものなので、今起こっている環境問題などに無関心でいるのはいけない、ということも強く実感されているようです。

 この日は、舞鶴海洋少年団による団体行進と手旗信号の実演も行われ、参加した子どもたちは「都会の海とくらべてキレイ」、「自然豊か」、「ゴミがないキレイで安全な海にしたい」など舞鶴の海への思いを語っていました。

 

美しい海を未来に

京都は南北に長いため、海から遠い地域に住んでいると海とのつながりがあまり実感できないことも・・・。京都には素晴らしい海があるという認識と、その海を未来へ残していこうという思いや行動をみんなで繋げていけたらいいですね。

 

この内容は、7月19日(水)にKBS京都「おやかまっさん」(10:30~11:55)で放送されました。

後日YouTubeにもアップ予定ですのでお楽しみに!

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