みなさん、灯台が何のためにあるのか知っていますか?なんとな〜く「海からの目印」ということを知っている人は多そうですが、実際に近くで見たり中に入ったことがある人は少ないのではないでしょうか。今回は、改めて灯台の魅力をお伝えいたします。
最近では、その見た目の美しさや建築的な価値から観光資源という点でも注目され始めている灯台。内陸の方にはあまり身近な建物ではないですよね。
灯台とは、港の先端や高台、港の入り口などに建てられた塔のような建造物で、船舶が安全に航行するための目印となるものです。夜でも目印としての役割を果たせるように、建物の上部には遠くから分かるほどの光を放つ光源が設置されています。灯台によって、放つ光の色が違ったり、光り方が違ったりするため、自分の乗っている船がどこの位置を走っているのかを知るために有効な目印なんです。近年ではGPSの普及などにより、船は自分の位置を昔よりも簡単に知ることが出来るようになりましたが、灯台は海の目印として活躍し続けています。
灯台と言ってもどれも同じものというわけではなく、色々な大きさや形の灯台があります。どの灯台も個性的で様々な魅力がありますが、今回は京丹後市にある経ヶ岬灯台をご紹介します。
経ヶ岬灯台は、一般社団法人日本ロマンチスト協会と日本財団が共同で実施するプロジェクト「恋する灯台プロジェクト」の認定灯台にもなっている灯台で、丹後半島の最北端、海抜148mの断崖に建つ白亜の灯台です。1898年に設置され、2008年には近代化産業遺産(きんだいかさんぎょういさん)にも指定されています。
第1等フレネルレンズを使用した第一等灯台で、このレンズはなんと高さ約2.8m、直径約1.8m、重さ約5トンの非常に大きな物だそうです。現在では国内5ヶ所の灯台にしか残っていない希少なレンズだそう。
展望台の駐車場からは、袖志の棚田(そでしのたなだ)や日本海にそそり立つ断崖絶壁、そこに作られたハヤブサの巣などの絶景スポットを望むことができ、天気の良い日には、多くのカメラマンがレンズを構えています。
灯台は全国あちこちにあってそれぞれの個性も豊か!
一度様々な灯台を実際に見に言ってみるのも楽しいですよ!ぜひ、お気に入りの灯台を見つけてみてくださいね。