夏休みも中盤近くまでやってきました。みなさんもう海には行きましたか?楽しい海水浴ですが、これから増えるのがクラゲの被害。安全に楽しく海水浴を楽しむためにもクラゲには気をつけましょう。
すでに海水浴やサーフィンをしに海に行ったよというみなさん、クラゲに刺されたりはしませんでしたか?海でクラゲに刺されたことがあるという人は少なくないと思います。
日本海側と太平洋側や地域によっても差はありますが、お盆を過ぎると増えるといわれるのがクラゲの被害。海に入る際は、ラッシュガードなどで肌の露出を少なくしたり、クラゲ対策用の日焼け止めを使ったりして、クラゲに気をつけましょう。クラゲが危険なのは水中だけではありません。浜に打ち上げられて死んだクラゲにも毒が残っていることがあります。無毒な種類のクラゲもいますが、クラゲが落ちていても基本的には触らないようにしましょう。
海でいちばんよく見かけるミズクラゲは毒性も弱く、刺されてもあまり痛みを感じないため刺されたことに気がつかないこともしばしば。お盆以前にも結構見かけますが、前述の通り毒性が弱いので危険性はあまりありません。
海水浴中にビリビリした痛みを感じる時、その多くはアンドンクラゲに刺された場合です。お盆あたりから特に数が増え出すのはこのアンドンクラゲ。刺されたところはしばらくミミズ腫れのような跡が残ることも。刺された瞬間は激痛が走りますが、大事に至ることは少ないです。とはいえアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるので十分に注意が必要です。
海水浴でよく遭遇するのはこのミズクラゲとアンドンクラゲですが、中には刺されると命に関わるほどの危険があるクラゲも。
特に昨年の夏、京丹後市の海岸にも漂着したカツオノエボシは非常に強力な毒を持っています。正確にいうとクラゲではないのですが、電気クラゲとも呼ばれておりクラゲのような見た目をしています。綺麗な青い色をしていますが、そのため海中で見つけにくく周囲を非常に長い触手が漂っています。
また、カツオノエボシは海岸に打ち上げられていることも多いですが、見つけても絶対に近寄ってはいけません。打ち上げられたものにも毒は残っており、触手が周囲に散らばっている可能性もあります。
海で遊ぶのが一番楽しい季節ですが、クラゲやカツオノエボシのように毒を持つ生き物は身近なところにいます。クラゲが多い時は海に入らないようにするなどの対処が必要です。特に、カツオノエボシなどの危険な生き物がいる場合は絶対に入らないようにしましょう。また、毒を持つ生き物がどういった見た目をしているのか、どのような所によく現れるのかといったことを学ぶことも大切です。
海は楽しいところですが、毒を持つ生き物以外にも様々な危険が潜んでいます。思いっきり海を楽しむために、海のことを学んで、怪我や事故なく遊びたいですね。