気がつけば8月も終わろうとしていますが、今年の夏は本当に暑いですね。海水浴を楽しまれた方もたくさんいらっしゃるかと思います。
京都にも素敵な海浴場がたくさんありますが、今回は、あまり知られていない穴場的ビーチ、本庄浜海水浴場のお話をしたいと思います。
本庄浜海水浴場は、奥伊根のリアス式の海岸にある浜で、波は穏やか。遠浅の砂浜だからご家族連れでも楽しめそうですね。透明度も高くて泳いでいる魚が見えるほど!美しい自然を肌で感じることができます。
そしてオススメポイントがもうひとつ。本庄浜海水浴場は、あの『浦島太郎』の物語の舞台になったと言われているんです。物語の中で登場する『常世(とこよ)の浜』がその砂浜なんだとか。浦島太郎が竜宮城へ向けて旅立って行ったという、美しい海岸が広がっています。お伽話の世界の風情が味わえちゃうかも…?
近くには、日本最古の浦島伝説が残る浦嶋神社があります。浦嶋神社は生命の神様・人生の導きの神様として、古くから厚く信仰されてきました。今でも浦嶋太郎物語が細かく描かれた浦嶋絵巻や乙姫小袖、玉手箱などが祀られているそうです。また、星に対しての信仰があるため、本殿は北極星に向け建てられているんですって。ちょっとロマンチックですね。
そういえば、『海開き』とは言いますが、遊泳期間終了はなんて言うんでしょうね。海納め?海じまい?いつまで海水浴ができるのか気になって調べてみたら、関西では8月いっぱいが遊泳できる目安とのこと。まだまだ暑い日が続くので海にザブーンと入りたいところですが、8月ももう終わりですので、浜辺で水遊びぐらいにしておくのが良さそうですね。
プールとは違って、どこまでもどこまでも続く海。どこか遠くの知らない世界につながっているみたい、なんてぼんやりしてると波にさらわれて本当に知らない沖まで連れて行かれてしまうので、海で遊ぶ時に考え事は禁物ですよ!
ちなみに先日、数年ぶりに一緒にお仕事させていただくクライアントさんの会社に伺ったら、以前は新卒のぺーぺーだった若手の社員さんが、すっかり立派な現場チーフに出世されてました。そして当時のチーフは、なんと役員プロデューサーに…。たった数年で会社もすっかり様変わりして、いつまでたってもフリーのライターをやってる私は、ちょっとした浦島太郎気分でした!
って、笑えない……。
皆さんは残念な浦島太郎ではなく、本庄浜海水浴場で本物の浦島伝説に思いを馳せてみてください(涙)。