日本三景の一つ、天橋立。ひとくちに天橋立と言ってもその楽しみ方は様々です。例えば天橋立の松並木の間を散歩したりサイクリングしたり、夏には砂浜で海水浴もできますし、天橋立を眺めながらシーカヤックなどのアクティビティをすることもできます。そしてやっぱり天橋立と言えば上から見る!その全貌を高いところから見てみたいですよね。今回は天橋立四大観と言われる、4つの角度から見る天橋立をご紹介します。
まず最初は「飛龍観」!みなさんが一番よくイメージするのはこの飛龍観ではないでしょうか?天橋立の南側からみた景色で、天橋立駅近くの天橋立ビューランドから見ることができます。ここに来たら絶対にやってほしいのが股のぞき!天橋立に背を向けて立ち、かがんで股の間から天橋立を見てみてください。海が空になり、天橋立が天を舞う龍のように見えるんです。天橋立ビューランドには手すり付きの股のぞき台も設置されているのでぜひチャレンジしてみてくださいね!
天橋立を挟み、天橋立ビューランドの反対側にあるのが「元祖股のぞきの地」と言われる傘松公園。ここから見る天橋立は昇竜観と呼ばれており、まるで天に昇っていく龍のようです。右肩上がりに天へ上っていくように見えるため、縁起が良いとも言われているそうです。傘松公園にも股のぞき台が用意されているので、ぜひ股のぞきをしてみてください。
さて、飛龍観と昇竜観は縦方向から見た天橋立でしたが、一字観と雪舟観は横から見た景観です。
一字観は天橋立の西側から見た景観なので手前が阿蘇海、その奥の天橋立の向こうに宮津湾が見えるという構図になります。横一文字になった天橋立も新鮮です。
雪舟観は天橋立の東側から見た景観なので横一文字とは逆の構図になり、手前に宮津湾、奥に阿蘇海が見えることになります。水墨画の大家・雪舟にが描いた「天橋立図」と構図が非常に似ている景観です。「天橋立図」は国宝に指定されており、京都国立博物館に収蔵されています。ぜひ「天橋立図」と見比べてみてください。
いかがでしたか?今回は四大観と呼ばれる天橋立の見方をご紹介しました。この四大観以外の場所からももちろん色々な天橋立が見れますし、季節や時間帯によっても見え方が変わってきます。ぜひ、お気に入りの見方を見つけてくださいね!