いよいよ夏休みに入り本格的な海水浴シーズンが到来します!昨年は多くの海水浴場が閉鎖されていたこともあり、今年は休みの日に家族や友達同士で海に遊びに行く方も多いかと思います。楽しい海水浴ですが、海水浴場の指示に従って、きちんとルールを守り新型コロナの感染対策にも取り組むことをお忘れなく!
さて、海水浴客が増えるこの時期は海難事故も増加する時期です。海に潜む危険を理解していないと重大な事故につながってしまう可能性があります。今回は、海岸で吹いている「風」についてのお話です。
海岸で吹いている風にはオフショア(陸風)とオンショア(海風)の2種類があります。サーフィンをやっている方などは風と波の向きが重要なので、特に詳しいと思います。オフショアは陸から海へ向かって吹いている風で、オンショアは海から陸へ向かって吹いている風です。
オフショアかオンショアかによって、波の向きが変わってくるので、風向きのチェックは非常に大切です。
特に、オフショアが強いときは波が沖に向かう流れが早くなるので、予想以上のスピードで浮き輪や乗り物が沖の方へ流されていってしまいます。では、陸に向かって吹くオンショアの時なら安全かというと、そうでもありません。
オンショアの時は、風と陸に向かってくる波がぶつかって波が乱れるので、オフショアの時よりも泳ぎづらくなったり、監視がしにくくなったりということがあります。
このように、オフショア、オンショアそれぞれの時に異なった危険があるので、海水浴の時にはきちんと風向きを把握しておくようにしましょう。風向きは時間帯によって変わるものなので、一度確認したからといってそのままにせず、常に確認するようにしておきましょう。
海に潜む様々な危険や特性を知ることで、安全な海のレジャーが楽しめます。楽しい海水浴にするためにきちんと理解しておきましょう!