夏は大きな岩牡蠣(いわがき)を美味しく食べることのできる季節です。牡蠣といえば冬の味覚というイメージもありますが、それは冬が旬の真牡蠣(まがき)。真牡蠣よりも大ぶりでジューシーな味わいの岩牡蠣をぜひお試しください。
冬にスーパーなどでもよく売られている真牡蠣は、11月〜4月頃が旬の牡蠣。一方、岩牡蠣は6〜9月頃の夏が旬の牡蠣で、産地も岩牡蠣は多くが日本海側なのに対し、真牡蠣は太平洋側であることが多いという違いがあります。
一目で見てわかる違いは、その大きさ!岩牡蠣の殻は分厚く大きいので、真牡蠣よりも大きな見た目をしています。ゴツゴツした見た目はまさに岩のよう。身も真牡蠣に比べ大ぶりです。
お味はというと、牡蠣らしいクリーミーさを感じさせつつもあっさりとしたお味でまさに夏にぴったり。お刺身としてさっぱりいただくのもおすすめです。
一方、冬が旬の真牡蠣は、岩牡蠣と比べると殻も薄く身も小ぶりですが、その分凝縮されたようなクリーミーさを味わうことができ、鍋やカキフライなどにしても牡蠣の甘みを感じることができます。
伊根町では、そんな岩牡蠣の養殖が行われており、「夏珠(なつみ)」というブランド岩牡蠣として販売されています。
伊根湾は、日本海側では珍しく南側を向いている湾で、尚且つ入り口には青島と言う無人島が天然の防波堤となり岩牡蠣をゆっくり育てるのに適した環境。そんな環境で4〜5年かけて丹念に育てられた岩牡蠣はまさに絶品!雑味が少なくマイルドな味わいが魅力です。
このブランド牡蠣以外にも、この季節の京都府北部には、岩牡蠣を食べることのできるお店がたくさんあります。ぜひ色々調べて美味しい岩牡蠣を味わってみてくださいね。