上を歩くとキュッキュッと音がする「鳴き砂」。砂が汚れてしまうと鳴きません。今回は、国の天然記念物にも指定される、鳴き砂で有名な京丹後市の琴引浜をクローズアップ。美しい琴引浜ですが、実は20年前にある大きな試練に遭遇していました。
1997年、タンカー・ナホトカ号が島根県沖で座礁し、6000キロリットル超の重油が日本海沿岸に漂着。重油は京都の海岸にも流れ着き、海上保安庁や海上自衛隊、地元警察の機動隊のほか多くのボランティアが清掃活動に従事しました。被害は当然琴引浜にまで及び、砂浜の清掃活動は3ヶ月にも渡りました。
事故から20年経った今年、琴引浜では当時の記録写真がパネル展示されました。今、琴引浜の砂が鳴くのは、当時の懸命な清掃活動の賜物です。
詳しくは、動画をご覧ください。
(この内容は、2017年7月10日(月)にKBS京都「おやかまっさん」で放送されました。)