毎年宮津市で開催されている、西国二十八番札所 成相寺(なりあいじ)観世音菩薩奉納「ふゆ花火」。今年は10月25日(日)に開催が予定されていましたが、新型コロナの影響で開催が中止されることとなりました。天橋立ふゆ花火といえば、冬の澄んだ空気の中、日本三景・天橋立阿蘇海上で打ち上げられる花火幻想的な花火。夏に引き続き打ち上げ花火を見ることができないのは残念ですが、来年はいつも通りの花火が見られるといいですね。
成相寺は宮津市にあるお寺で、日本三景・天橋立を眼下に望む景勝地にあり、身代わり観音のお話で知られる願い事がかなう(なりあう)お寺として有名。
本尊は聖観世音菩薩で美人観音としても知られ、お参りすれば身も心も美しくなれると伝えられています。境内には悲話を伝える「撞かずの鐘」、左甚五郎作の「真向の龍」などがあり、春は桜・しゃくなげ、秋はもみじなど花の名所としても知られています。西国札所の最北端に位置しており、冬には雪の天橋立を見ることもできるのだそう。
夏より綺麗とよく言われる冬の花火。なぜ冬の方が綺麗なのかと言うと、その理由は空気にあります。
冬の空気の方が夏の空気より澄んでいる感じがしますよね。実際に夏より冬の方が空気中のチリやゴミ、黄砂などが少なのだそう。また、夏の空気は暖かく冬の空気は冷たいですが、空気が冷たいと光が屈折しにくく、遠くまではっきりとものが見えるそうです。
来年はいつも通り、晩秋の天橋立を彩る花火が見られるといいですね。