まだまだかなり暑い日が続いていますが、一時期よりはすこーし暑さも収まり秋が近づいてきましたね。
秋といえば食欲の秋!今回は、秋に旬を迎える京料理の定番とも言えるお魚「ぐじ」についてご紹介いたします!
「ぐじ」は主に福井や京都で使われている呼び名だそうで、正式にはアカアマダイという名前のお魚です。角ばった頭と鮮やかな赤い色をした見た目が特徴です。
ちなみに、なぜ「ぐじ」と呼ばれているかについては諸説あるそうで、『釣り上げた時にグジグジ鳴くから』『身が柔らかくてグジグジしているから』『頭の形から屈頭魚(くつな)と呼ばれていた物がなまって変化したから』などと言われています。
このように色々な説があるのですが「グジグジ鳴く」というところがとても気になりませんか?ぐじを釣り上げたことはないですが、本当にグジグジ鳴くのかいつか試してみたいものです。
また、ぐじは京料理に欠かせない存在でもあり、宮津市や伊根町で獲れるぐじは「丹後ぐじ」と呼ばれ京都府のプライドフィッシュにも指定されているんですよ!
ぐじは淡白でありながら甘みのある上品な味わいで、京料理には欠かせないお魚です。お造りはもちろん、焼き物、お吸い物、蒸し物など様々な料理に大活躍!
昔から高級魚とされてきましたが、その昔、若狭で獲れたぐじは鯖街道を通って陸路で京の都に運ばれ、帝にも献上されていたそうです。
秋頃が旬とされてはいますが、ぐじは年中水揚げされる魚です。市場やお魚屋さんに行った場合はぜひ探してみてくださいね。