みなさんオオサンショウウオを見たことはありますか?京都水族館に行くとたくさんのオオサンショウウオを見ることができますが、あまり動かないので不思議な生き物というイメージを持っている方もいるかもしれません。今回は不思議な生き物「オオサンショウウオ」についてご紹介します。
オオサンショウウオは漢字で書くと「大山椒魚」。「魚」という漢字がつくので魚の仲間?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、オオサンショウウオはカエルやイモリと同じ両性類の一種です。茶色っぽくてずんぐりとした不思議なフォルムと大きな口が特徴です。そしてなんと言っても、オオサンショウウオの特徴といえばその大きさ!世界最大級の両性類と言われています。
京都水族館で飼育されているオオサンショウウオのうち一番大きい個体はなんと、全長150cmもあるそうです!そして体重も30kgを超えているのだとか。みなさんより大きいかもしれませんね。
オオサンショウウオは綺麗な河川に住んでいます。山の中や中流より上の流域に住んでいるので、普段市街地を流れる川で私たちが見かけることはなかなかありませんが、鴨川や桂川にも生息している生き物です。大雨で川が増水した際に、下流の方まで流されてきたオオサンショウウオが市街地で目撃されて話題になることがしばしばありますよね。なんと農業用の水路等で発見されることもあるんです。
オオサンショウウオは夜行性なので、夜になって暗くなると活動を始めます。昼間は穴や岩のかげ、石の下などの暗いところにひっそりと隠れています。だから私たちが水族館で見るオオサンショウウオは、じっとしていて動かなかったんですね!いつか活発に動くオオサンショウウオを見てみたいものです。