2023年11月6日はカニ漁解禁日です。
カニ漁解禁日を目前に、今年もカニ尽くしやカニ食べ放題などのツアー情報を見かけるようになりました。解禁日には初競りが行われ、各地のブランドガニに高値が付けられ話題になることもしばしばで、そんな情報に触れると、いよいよ冬の訪れを実感します。
それでは、冬本番に向けて冬の味覚の王者「ズワイガニ」の豆知識ご紹介です。がんばってきたご褒美に、今年こそブランドガニはいかがでしょうか?
地域によって違いがありますが、この時期に解禁日と大きく取り上げられるのがズワイガニ漁の解禁で、京都では11月6日から3月20日です(メスガニは1月20日まで)※省令。この期間がカニシーズンと言われています。
さて食用のカニは他にも毛ガニ、タラバガニ、ワタリガニ、花咲ガニなど種類がありますが、他のカニには解禁日があるのでしょうか?
答えは花咲ガニには解禁日があるそうです。ただ、花咲ガニは日本では北海道の一部地域にしか生息していないそうであまり話題にはならないという事ですね。
カニはいろいろな種類がありその中のズワイガニにも「松葉ガニ」や「越前ガニ」などといろいろと呼び名がありますが、何が違うのでしょう。
ズワイガニにはズワイガニ、オオズワイガニ、ベニズワイガニと主に3種類の違いがあるのですが、市場で出回っているのはズワイガニがほとんどだといいます。
ズワイガニは、どこで水揚げされたかによってその地名(ブランド名)が付けられます。「松葉ガニ」は京都・兵庫・鳥取での水揚げされたもの、「越前ガニ」は福井で水揚げされたもので、それぞれの名で呼ばれています。
また、「松葉ガニ」や「越前ガニ」はオスの呼び名で、メスは京都では「コッペガニ」と呼び、他では「セコガニ」「オヤガニ」「コウハコ」などと呼ばれています。
京都府のブランドガニは、間人・網野(大善)・舞鶴の3ブランド。丹後町、網野町、舞鶴漁協に所属する計17隻の底曳網漁船によって水揚げされたものです。
また、水揚げされたすべてのカニがブランドガニと言いうわけではありません。船上で厳しいチェックが行われ、合格したカニには手作業でタグが付けられます。
このタグが付けられてはじめて最高級のブランドガニとして市場に出ることができます。
タグにはブランド名や水揚げ船などが刻印されていて、色で産地が分かるようになっています。京都府では緑色のタグが付けられます。
その他の地域の代表的なブランドガニは次の通り。
水色:石川県 加能ガニ
黄色:福井県 越前ガニ
青色:兵庫県 津居山ガニ
桃色:兵庫県 柴山ガニ
白 :兵庫県 浜坂ガニ
※代表的なもの。タグの規定は各地域によって違います
ズワイガニの最高級ブランド「舞鶴かに」をもっと知ってほしいと、いろいろなイベントに登場してPRするキャラクター「チョキまる」を紹介します。
チョキまる
11月6日生まれの男の子。海軍ゆかりの地、舞鶴を意識して水兵さんの服を着ています。
得意なことはヨコ歩き、苦手なことはジャンケンだとか。
「舞鶴かに」の中でもキズ、汚れ、欠損等がなく、身が詰まった800グラム以上のズワイガニには「金色(1200グラム以上)」「銀色(1000グラム以上)」「緑色(800グラム以上)」の”チョキまるプレート”がついていますので、ぜひ市場で探してみてくださいね。