海と日本PROJECT in 京都では、この夏、京都での2022年の海水浴場開設情報を発信してきました。
「今年の海はどこにしよう」、「バーベキューやキャンプはどうする」、「地元で開催されるイベントは」、「どんなアクティビティがあるのかな」などなど、いろいろ検討いただいてることと思います。
すでに決めた方、まだまだなにもという方、いやいや今年も行かないでやめておく。などいろいろな方がいらっしゃることでしょう。
そんな皆様に、知っておいて損はない「海で何する?」をシリーズでご紹介します。
何度も海には行ってるけど、次は何をしようかと考えている方や、ちょっと海で時間を持て余したときなんかに思い出してみてください。
海に来れば、海で暮らしている生き物を身近に見ることができます。普段は出会うことがない生き物たちを眺めたり、手に触れたたりするチャンスはいっぱいあるのです。
水族館などで飼育されている状態ではなく、まさに自然界で生きている状態です。ヒトデなどは図鑑でしか見たことないよという人もいるのではないでしょうか。また、なかなか見ることのできない珍しい生き物に出会うことだってあるかもしれません。おそらく考えているよりもいろいろな生き物が発見できると思いますよ。
写真に収めておいてあとで調べてみるときっと新たな発見や学びがあるに違いありません。
代表的な生き物としては、カニ、ヤドカリ、エビ、クラゲ、貝、ヒトデなどです。何種類の生き物が見つけられるか挑戦してみましょう。でも最初のうちは沖の方に行ったり、海水浴場から離れてしまうと危険ですから、近場の生き物を見つけることから始めてくださいね。
丹後の海の生き物はこちらで紹介されています。
砂浜を掘ってみる
砂浜を掘ってみてください。波が寄せたり引いたりしているところなら簡単に掘ることができます。二枚貝などが見つかることが多いです。砂浜を掘ったら出てくる海水を手にすくうと小さな虫のような生き物が泳いでいることもあります。
よく砂浜に穴が開いているのを見かけませんか、その場所を15センチくらい堀進めていくと貝やカニが発見できるといいます。
岩場を探索してみる
波が打ち寄せている岩場にはカニやヤドカリがいるものです。カニは岩場の影などに潜んでいることが多いです。カニが逃げ隠れしないようにそっと近づくことがポイントです。また、岩には必ずと言っていいほどフジツボがくっついています。岩にくっついている生き物もたくさんいますから探してみてください。潮たまりには小さな魚が泳いでいることもありますので探してみてください。
ただ岩場の探索は危ないですから素足でなく滑らない履物をはいて探索してくださいね。
海の中を観察
水中眼鏡をかけるだけでも泳いでいる魚は見つけることができます。本格的に魚を観察したり海底を探索するにはシュノーケリングや箱眼鏡を用意するといいですね。ヒトデやイソギンチャク、様々な貝、ウニなど岩場が広がる海底ならより多くの生き物が発見できます。
※写真1~4 京都府農林水産技術センター海洋センター提供