綾部市の南部を東西に貫く豊かな水と自然に恵まれた由良川では、令和6年5月12日(日)に「第12回由良川クリーン大作戦」が実施されました。
「由良川クリーン大作戦」とは京都府立綾部高校分析化学部の主催による環境保全活動の一環で、学校、各種機関、市内外に関わらず今では多数の方が参加する由良川美化の清掃活動です。
今回も日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「チェンジ フォー ザ ブルー」に賛同して実施されました。
活動の様子はKBS京都テレビでも紹介されました。※放送は5月31日
由良川の水質や水生生物の調査などに長年取り組んでおり、由良川の豊かな生態系を学ぶ中で、生態系を壊す外来生物の増加や不法投棄によるゴミ問題という由良川が抱える課題に直面。
長年取り組んできた「水質調査」や「清掃活動」の一つとして、その流域の企業、学校や地元住民等とともに市民参加型の「由良川クリーン作戦」を展開してきました。
近年、この由良川クリーン大作戦をはじめとした清掃活動が実を結び、学校付近の由良川のごみは減少傾向にあるといいます。
海洋プラスチックゴミにも強い関心があり、自分たちの川の清掃活動を通じて海洋ゴミが減ることにつながることを願って活動を続けています。
今回は、流域の企業や学校、地域からおよそ330人が参加。由良川沿いの土手などを巡ってゴミを一つ一つ丁寧に火ばしで拾い集めていきました。
清掃活動では、リュック型ごみ拾い箱、「ブルー・ボックス」も活用され「海ごみゼロ」をアピールしました。
多くの参加者の協力のもとおよそ1時間で清掃活動は終了。今回の河川ゴミの総重量はおよそ65キログラムとなりました。
高校生たちから始まった由良川の環境保全への取り組みは、今、多くの人の共感を呼んでいます。
こういった清掃活動に参加して、河川環境について考え、実際にゴミを拾ってみることが、川がきれいになること、やがては海がきれいなることにつながるのです。
わたしたちは、これからも清掃活動を続け、将来の海ゴミゼロを目指さなければなりません!