「鴨川定例クリーンハイク」とは、鴨川を次の世代へ引き継ごうと活動する「鴨川を美しくする会」と「鴨川流域ネットワーク」が定期的に行っている清掃活動で、鴨川をハイキングしながらごみをひろいましょうという趣旨のイベントです。また、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクトCHANGE FOR THE BLUEに賛同して実施されています。
この清掃活動は先日4月29日に行われ、活動の様子はKBS京都テレビでも紹介されました。※放送は5/11
地元住民をはじめ大学生、高校生、企業の有志などおよそ270名が参加し、鴨川に架かる五条大橋から丸太町橋まで鴨川の河川敷を歩きながらごみを拾い集めていきました。
多くの参加者の協力のもとおよそ2時間の清掃活動でごみ袋およそ100袋分のごみが集められました。
美しい鴨川の姿を取り戻したいという地域住民の思いで1964年11月に結成され今年で60周年を迎えました。
川自体はきれいになり、清掃活動はさまざまな人の参加でどんどん人数が増えてたということで、60周年を迎えた今、美しい鴨川への思いは、さらに活動の輪を広げながら次の世代へと引き継がれて行くことが期待されています。
「鴨川を美しくする会」では、その活動の一環として、子ども達に鴨川のかけがえのない水環境について知ってもらおうと、環境学習を実施してきました。そして、鴨川も海洋ごみの問題と深く関わっていることを伝えてきたということです。
ペットボトルやレジ袋などが街で捨てられたり、置き忘れられたりすると、風に吹かれ雨に流され、やがては川などを通じて海にたどり着きます。その結果海が汚れ、海で生きる生物が死んでしまいます。海洋ゴミの7~8割は街から発生したものだとも言われています。川を清掃する活動が海をきれいにすることにつながるのです。