夏本番を前に、この夏、京都の海へ行くときは鉄道で出かけてみてはいかがでしょうか?
今回は京都駅から特急列車を利用しての京都の海へ行く方法をご紹介します。
駅弁を食べたり、ゆっくり車窓を眺めたり、旅気分を味わうにはやっぱり鉄道がいいですよね。鉄道ならではの旅を満喫していただけたらと思います。
京都駅は京都市の玄関口であって、京都観光をする多くの人たちがこの京都駅を利用します。
京都駅には新幹線が停車し、JR各路線、近鉄、市営地下鉄とは直結、バスターミナル駅としても数多くのバスが発着していて京都の拠点駅としても機能しています。
現在の京都駅は1997年4代目の駅舎でガラス張りの前衛的なデザインです、観光スポットとしても他と比べて見劣りしない立派な建物です。一度じっくりと観察してはいかがでしょうか。
旅行に向かう時は、京都駅に到着すると一気に旅気分が盛り上がってきます。さあ、京都の海へ、烏丸中央口からは右側の31番ホームを目指しましょう。
京都駅31番線のホームから出発です。
京都の海へ向かうための定番特急として「はしだて」「きのさき」「まいづる」があります。
特急はしだて
停車駅は京都駅→二条駅→亀岡駅→園部駅→綾部駅→福知山駅→大江駅→宮津駅→天橋立駅→与謝野駅→京丹後大宮駅→峰山駅→網野駅→夕日ヶ浦木津温泉駅→久美浜駅→豊岡駅
宮津へは宮津駅下車で
京丹後へは網野駅・夕日ヶ浦木津温泉駅・久美浜駅下車で
特急きのさき
停車駅:京都駅→二条駅→亀岡駅→園部駅→綾部駅→福知山駅→和田山駅→八鹿駅→江原駅→豊岡駅→城崎温泉駅
宮津へは福知山駅下車で宮福線乗換
京丹後へは豊岡駅下車で宮豊線乗換
特急まいづる ※特急はしだてや特急きのさきの後ろ側(京都側)と連結して出発 綾部駅にて切り離しされます
停車駅では京都駅→二条駅→亀岡駅→園部駅→綾部駅→西舞鶴→東舞鶴
舞鶴へは西舞鶴・東舞鶴下車で
その他
福知山駅から宮福線を宮津駅からは宮舞線(西舞鶴)や宮豊線(丹後方面)を利用してさらに旅を深堀する方法もあります。
車窓を次々と流れる美しい風景をのんびりと眺めることが鉄道ならではの旅の醍醐味のひとつでしょう。そんなのはローカル線だけの話と思っていませんか?京都の海へ向かう列車は山の京都を通って美しい山々、田園風景、河川、陸橋、いなか道などが車窓を流れていきます。また、見慣れない学校や工場、さびれたレストランや廃墟、珍しいオブジェなど新たな発見があったり、それにまつわる勝手なストーリーがふと浮かんだりするのも楽しみのひとつです。あなたならではの楽しみ方を見つけてください。
鉄道ファンならずとも気になるのがどんな列車に乗るのかですね。
特急列車「はしだて」「きのさき」「まいづる」では、JR西日本287系電車と以前ご紹介した「丹後の海」(KTR8000系)が運行されています。
JR西日本287系
JR西日本の特急列車として運行しています。白い車体でおなじみ、近畿地区の定番特急として「はしだて」「きのさき」「まいづる」のほかにも「くろしお」「まほろば」「こうのとり」として運用されています。
一度は乗ったことがある人も多いのではないでしょうか。車体頭の扉を開けて連結している様子など興味深いですよ。ぜひじっくり車両を観察してみてくださいね。
「丹後の海」(KTR8000系)
特急はしだて2号(まいづる6号) 特急はしだて8号(まいづる14号)は「丹後の海」で運行されます。
「丹後の海」とは北近畿タンゴ鉄道のKTR8000形、「海の京都」をイメージして藍色メタリックの車体色を持った特急列車で、一日2往復で運行されています。プレミアム感満載でワンランク上の旅を演出してくれます。