美しい青い海、きれいな砂浜と海水、絶品の海の幸。京都の海には魅力がいっぱい。
そんな海に行くには、やっぱり夏がいちばん。
京都の海で、開設されている海水浴場の情報をお届けします。
丹後半島の北側、網野町エリアの海水浴場の紹介です。
このあたりは丹後の歴史や伝説にまつわるスポットがたくさんありますので、海水浴の行き帰りの観光には最適です。
鳴き砂で有名な琴引浜遊海水浴場と鳴き砂について紹介します。
写真:京丹後市観光公社
開設期間:2025年7月19日~8月17日
設備:駐車場120台・トイレ・シャワー完備
アクセス:【車】山陰近畿自動車道(野田川大宮道路)「京丹後大宮」ICから約40分 【電車】丹鉄網野駅からバス「遊」下車
もうひとつの「鳴き砂」ビーチ。琴引浜「遊」にちなみ「あそびーち琴引」と名付けられています。「掛津」に比べると少し落ち着いた雰囲気を持っているように感じます。
駐車場からビーチまでは丘の上で、更衣室やシャワー、バーベキュー用の洗い場などの施設を抜けていくと、バーベキュー専用コーナーが設けられています。
丘を下に降りていくとビーチが広がります。青く澄んだ遠浅の海で、岩場もところどころにあります。
砂浜に立って少し深く足を踏み入れると「ククッ」と鳴きます。はだしで?ビーチサンダルで?マリンシューズで? ぜひ試してみてくださいね。
琴引浜鳴き砂文化館
琴引浜の砂浜にやってきて「鳴き砂」を体験すれば感動です。鳴き砂のことをもっと知りたいと思うはず。「鳴き砂とは」「なぜ鳴くの」「どうやって鳴かせるの」など知りたいことは「琴引浜鳴き砂文化館」で。砂浜が鳴くということが京都の海の美しさの象徴だったのだと教えてくれます。
鳴き砂とは
琴引浜は日本最大級の鳴き砂砂丘海岸で、海岸線は1.8㎞です。琴引浜の砂粒は全国の鳴き砂の浜と比較しても粒がよく揃った丸みのある石英で構成されているそうです。鳴き砂は、砂に含まれる「石英」が振動して鳴くのだといわれています。
大昔は多くの砂浜で鳴き砂がみられたようですが、人々の生活環境の変化にともない、海が汚れたり砂浜が汚れたりする過程で、残念ながら砂は鳴かなくなったという事です。
琴引浜の海や砂浜では、数ミリの微小貝といわれる小さな貝や有孔虫という原始的な生物も生息しています。この微小貝や有孔虫も環境汚染のため、生息している海岸は少ないという事ですので、遊びに来た方は、琴引浜のきれいな証である微小貝や有孔虫をぜひとも探してみてくださいね。
琴引浜で今も鳴き砂がみられるのは、地元の皆さんを中心とする保護活動、清掃活動が行き届いているおかげです。
わたしたちが海をにきれいにしなければ、こんなすばらしい鳴き砂を未来に残せないかもしれません。ゴミは持ち帰り、砂浜に食べ残しや飲み残しを捨てないようにしましょう。
みんなで海を大切に!!