美しい青い海、きれいな砂浜と海水、絶品の海の幸。京都の海には魅力がいっぱい。
そんな海に行くには、やっぱり夏がいちばん。
京都の海で、開設されている海水浴場の情報をお届けしてきました。
最後に2回に分けて京都府の最北端にある海水浴場を紹介します。
砂方海水浴場、立岩・後ヶ浜海水浴場、竹野海水浴場です。
砂方海水浴場
開設期間:2025年7月12日~8月17日
設備:駐車場30台・トイレ・シャワー完備
車道を抜けると正面にビーチが広がります。ビーチの手前の右手が駐車場、左手にシャワーや更衣室があります。
小さめのビーチは小高い丘の緑に囲まれ、プライベートビーチ感が漂います。岩場中心の澄んだ海が特徴です。
山陰海岸ジオパークたるゆえんの断層が波打ち際の身近なところに見られますので、岩肌をじかに触ったり写真を撮ったりとしっかりと観察ができます。地層好きな方や自由研究のお子様向けにお勧めですね。
実はここも「鳴き砂」であると案内がありますので。試してみてください。
立岩・後ヶ浜海水浴場
開設期間:2025年7月12日~8月17日
設備:駐車場100台・トイレ・シャワー完備
ブランドガニで有名な間人漁港の裏側から名勝「立岩」までかなり広い範囲の海水浴場です。「行者が岩」を挟んで後ヶ浜海岸と立岩海岸とに分かれます。いづれも少し赤みのある砂浜です。海水は透き通っています。
訪れた季節によって表情がちがうという「立岩」の海と空と岩のコントラスト。厳かな雰囲気を漂わせる間人皇后・聖徳太子母子像と後ろに立つ石柱はそれぞれ3.5m、1.5m、5.5mもあり圧倒されます。ここに来れば、どこか別世界に来たような錯覚を楽しめます。
竹野海水浴場
開設期間:2025年7月12日~8月17日
設備:駐車場70台・トイレ・シャワー完備
情報もあまりなく本当に穴場ですが、トイレ、シャワー、更衣室はありますのでご安心を。
もちろん、青く澄んだ丹後の海と白い砂浜です。坊波堤があって、釣りも楽しめます。このビーチを知っていると丹後ツウを語れそうです。
このビーチから東に進めば有名な屏風岩があります。
立岩
黒い岩と白い砂の対比による美しい景観は丹後半島の観光スポットの代表格です。
海中からそびえ立つ20メートルの岩は、今から1,500万年前に地下から噴出したマグマが冷えて固まってできたといわれています。鬼退治の伝説も残り古くから親しまれてきました。
夕景や夜景のほか、季節によっても、天候によっても変化するその美しい表情は見る者に感動を与えてくれます。砂州から近づいて直に触ることもできます。
間人皇后・聖徳太子母子像
立岩を眺めるように立っているのが間人皇后・聖徳太子母子像です。
騒乱の中、この地に身を寄せていた間人(はしうど)皇后は、大和の国に帰るとき、手厚くもてなしてくれた村人たちへの礼として「間人」の名を贈ったところ、村人たちは「はしうど」と呼ぶのは恐れ多いと「たいざ」と読むことにしたといわれています。
この地に来たなら、間人皇后・聖徳太子母子像の周りの山並みとそびえ立つ立岩、美しい空と海が織りなす厳かで幻想的な雰囲気をぜひ味わってください。
屏風岩
丹後特有の海岸線の景観が見られるスポットで、岩の立っている様が屏風のように見えることから「屏風岩」と呼ばれてます。
良く晴れた日には丹後の青い海から突き出た姿を、夕暮れ時には赤く滲む海とコントラストを、日本海の荒波が作り出したアートを楽しみましょう。
国道178号線に展望スポットがあって、数台駐車スペースがあります。