2023年5月27日(土)28日(日)。4年ぶり第7回目の「丹後天酒まつり」が開催されました。
天候にも恵まれて、たくさんの方が訪れたことで、大盛況となりました。京都、大阪、神戸からもオフィシャルバスツアーが運行されて、ツアー客は入れ替わり立ち代わりで蔵から蔵を巡りました。
各蔵での滞在時間は約1時間ではありますが、酒蔵の見学、試飲、各蔵が独自に提供するおつまみや企画する催しを楽みながら、各蔵それぞれの特徴を知ることができ、日本酒文化の奥行きの深さを体験できる機会となりました。
また、その日の限定酒や先行販売のお酒なども提供され、プレミアム感も満載で、きっとツアー客の満足度も高かったことでしょう。
今回は参加できなかった皆さん。詳細は未定ですが、来年の開催日程は2024年5月25日(土)26日(日)とのことです。ぜひ来年は参加されてはいかがでしょうか。
今回は28(日)に実際に各蔵を巡って感じたそれぞれの特徴を簡単にご紹介します。
久美浜湾を一望できる酒蔵です。天酒まつりの日は、海を眺め開放感に浸りながら日本酒を味わうことができる至福のひと時を過ごすことが可能です。
ほろ酔い気分でいると、この蔵独自企画のブルーグラス演奏が始まります。とても耳に心地よく、和やかに時間が流れていきました。
この蔵の日本酒は日本海の海の幸との相性によいと言われています。当日は、ばい貝やキス、コッペ蟹をつかったおつまみを提供されていました。
かす汁、甘酒、たる酒が振舞われ大人気でした。催しでは利き酒チャレンジの「当り」の鐘が鳴りひびき、焼きそば、焼き串、お米のジェラートの販売などもあって縁日のように酒蔵の敷地一杯、活気に満ち溢れていました。
一方、お酒の売り場の陳列は整然としていて美しく、にこだわりが感じられます。
杜氏のフィリップ・ハーバーさんがいろんな方と気さくにお話しされていることがとても印象的でした。
竹野酒造さんにたどり着くまで田んぼ一面が目の前に広がります。そんな田舎の雰囲気に浸っていると、酒蔵ではアート作品が展示してあったり、ベトナム料理やジビエ料理が提供されていたりと一見違和感じました。
しかし納得です。日本酒の絞り機にまでアートが施してありました。この酒蔵は日本酒の新しい領域へチャレンジしているという事です。しゃれ心とチャレンジ精神があふれているのでしょうね。
古民家の立ち並ぶ中に、ひっそりと営まれてる酒蔵というイメージです。伺うと少人数で醸造しているという事です。
ただし、食米100%でのこだわりはもちろん、銘柄名が横文字であったり、ボトルが洋風な感じでとてもおしゃれ。しっかり個性を感じます。
玄関にさりげなく飾ってあるベスパとメールボックスがその個性の象徴なのでしょうか?