道路を何気なく歩いているとき、ちょっと視線を下に向けてマンホールを探してみてください。そのマンホール、どんなデザインになっていますか?
例えば京都市のマンホールの多くはこのホームページのアイキャッチ画像のデザインではありませんか?改めて家の近くのマンホールを見てみてください。
実は、今やマンホールはその土地土地の魅力を伝えるコミュニケーションツールとなっていて、各自治体がその土地の名所や名物、キャラクター等、趣向を凝らしたデザインを施しているのです。もう一度、京都市のマンホール(アイキャッチ画像)をよく見てください。御所車の車輪をイメージしてデザインされているのがわかりますか。足を滑らせないような機能性を備えながら、派手さはなく控えめなのに京都らしさを表現した優れたデザインが施されています。
少しはマンホールに興味が出ませんでしたか?そして、「他の土地でのデザインはどうなってるの」と思いませんでしたか?
そこで、今回は、海の地区である京都府北部のマンホールに注目してみることにしました。やっぱり海がデザインされていますよ。
それでは、”マンホーラー”の第一歩。踏み出してみましょう!
まず、マンホーラーになるために押さえてほしいのが「マンホールカード」です。
自治体が独自のマンホールのデザインに取り組んでいるのは下水道を身近に感じることによって関心を持ってもらうことを目的としています。さらに親しみを持ってもらうためのアイテムとして、デザインが施されたマンホール一つひとつに「マンホールカード」を発行しているのです。
「マンホールカード」はデザインが全国で統一されており、カード表面にはマンホールの写真と位置情報、裏面にはマンホールのデザインの由来が記載されています。一つひとつ手に入れるという収集の面白さを追求することができて、さらに、カードを手に入れるためには設置してある地域に足を運ばなければならず、巡礼のようにその土地を訪れるという楽しさも味わうことができます。
その地域に出向き設置場所を発見、マンホールのデザインを鑑賞、配布場所ではカードをゲットして、思い出としてコレクション。こんなプロセスを楽しむことができればあなたもマンホーラーの仲間入りです!
※9月10日は下水道の日。
マンホールカード画像:京都市上下水道局提供
舞鶴市
五老ケ岳から眺める舞鶴湾に定期船「すずらん丸」、舞鶴市の花「ツツジ」、京都府の鳥「オオミズナギドリ」が描かれています。
マンホールカード配布場所:舞鶴赤れんがパーク内2号棟(市政記念館)受付
宮津湾
観光名所「天橋立」、京都府の鳥「オオミズナギドリ」「府章」がデザインされています。
マンホールカード配布場所:「道の駅 海の京都 宮津」観光案内所
京丹後市
冬の味覚の定番「ズワイガニ」と郷土料理の「ばら寿司」でデザインされています。
マンホールカード配布場所:京丹後市役所丹後庁舎
日本海の描き方もそれぞれで地域色が出ていて、各自治体のメッセージが伝わってきます。
さて、これらのマンホールどこに設置してあるのでしょうか? それは、マンホーラー?のあなた自身で見つけてくださいね!
※記念マンホールなどはカード枚数が限定されている場合がありますので事前に配布場所にご確認ください。