京都府では、四季を通じて「海の京都~旬の食材フェア~」が実施されています。
期間ごとに指定した「海の京都 旬の食材」を使ったお食事を提供する店舗を「海の京都旬の食材提供店」として認定し、海の京都エリアの新鮮で美味しい食材を使ったお料理をあちこちで楽しむことができるように企画されています。
ご存知のとおり、京都府北部は自然豊かな海の京都が生み出す海の幸・山の幸の宝庫です。
この秋、「海の京都~旬の食材フェア~秋」では指定食材に、水産物は アマダイ(ぐじ)、アオリイカ(秋イカ)、土エビ、コッペガニ(セコガニ)、ニギス、農産物は万願寺甘とう、紫ずきん、梨、ぶどう、さつまいも(甘藷)、みかん(由良・大浦)、短形ゴボウがラインナップされました。「海の京都 旬の食材提供店」では、旬の食材を贅沢に使った品々が提供されます。さて、あなたなら舞鶴、福知山、京丹後、宮津、与謝郡のどこに出かけますか?
秋季の「海の京都 旬の食材フェア 秋」開催期間は、2022年11月30日までです、この機会に秋の味覚をご堪能ください。
※ 漁や入荷状況により提供できない場合がございます。 各店に事前にお問い合わせのうえ、ご来店ください。
アオリイカ
丹後地方では、年中いろいろなイカが水揚げされますが秋のイカといえば「イカの王様」アオリイカ。王様といわれるわけはイカの中で最高峰の味わいだからです。
丹後地方では9月後半から12月前半に旬ををむかえ、別名「秋いか」と呼び、一夜干しにしたアオリイカが漁村で干されている風景は、丹後の秋の風物詩 となっています。刺身、煮付け、一夜干し、てんぷら などで楽しむことができ、一晩寝かせた刺身は甘 味が一層強くなります。
アマダイ
京都料理の定番「アマダイ(ぐじ)」です。京都といえば「ハモ」と並んで魚料理の代表格。淡泊で上品な甘みのある白身がお造り、焼き物、お吸い物などとして提供されます。柔らかい身が傷まないよう、漁獲時には直接素手で触らない、漁獲後は鮮度保持のため温度管理を徹底するなど、独自の方法で品質管理をしたものが「丹後ぐじ」として出荷されます。
コッペガニ
みんな大好き「カニ」の登場です。旬の食材にも、もちろん選ばれております。丹後半島の日本海は松葉ガニ(ズワイガニ)の宝庫。厳選されたブランドガニもありますが、今回紹介するのは「コッペガニ」。11月6日~12月31日までの期間限定で、底曳網 漁で漁獲されるコッペガニ。冬の味覚ズワイガニの 「雌」を、京都府北部では「コッペ」、「セコ」と呼びま す。「内子(卵巣)」と「外子(卵)」があり、特に、甲羅 内にある内子は濃厚な甘さを堪能できます。」
ニギス
京都では主に底曳網漁で漁獲されるニギス。一般 に知られている「キス(白ぎす、本ぎす)」とは分類 上まったくの「他人」です。京都府北部では、沿岸のキスと区別するため、「沖ぎす」という名称で呼ん でいます。干物、てんぷら、唐揚、すり身(団子汁) などで楽しむことができます。
土エビ
京都では、底曳網漁で漁獲される土エビ。京都府産は漁獲量に限りがあり、市場ではあまり流通していません。焼き、煮付け、唐揚など、いろいろな料理に使えます。特に、お刺身で食べると独特の甘味を強く感じることができます。