海の京都 ~旬の食材フェア~ 秋 この秋の指定食材、農産物篇です。
今年のラインナップは万願寺甘とう、紫ずきん、梨、ぶどう、さつまいも(甘藷)、みかん(由良・大浦)、短形ゴボウ。
秋の実りの季節、旬をたっぷりとご堪能いただきたい。
秋季の「海の京都 旬の食材フェア」開催期間は、2022年11月30日までです。
※ 漁や入荷状況により提供できない場合がございます。 各店に事前にお問い合わせのうえ、ご来店ください。
〇あまとう
万願寺甘とうは、舞鶴市の万願寺地区が発祥とされ、大型で肉厚、タネが少なく甘いのが特徴です。辛くないので、子どもからお年寄りまで安心して食べられます。素焼きや素揚げなど丸ごと食べるのが一般的ですが、刻んで塩昆布と炒めたものは京のおばんざいとして定番料理になっています。
〇ぶどう
丹後では、昭和20年代から本格的に栽培が始ま り、今では京都府産ぶどうの3割以上を生産する府内一の産地となっています。丹後は春から秋の降水量が少なく、ぶどうにとって栽培に適した地域 で、朝の気温が低いため、ぶどうの色づきが良く、味が濃く品質良いぶどうが生産されています。
〇さつまいも
丹後の砂丘で栽培される砂丘かんしょは、豊かな 甘さが最大の特徴で、小さいものでも繊維質の 「スジ」が少ないので、いもの端まで残さずにおいしく食べられます。また、水気が少ないことから、調理してもベタつかないという特徴もあり、天ぷらや焼きいもにするとホクホク食感が楽しめます。
〇なし
京都府北部は果物の産地としても知られていて、その中でも特に京丹後市は果物の栽培に適した気候で「梨」もその中で栽培されているひとつです。ぜひこの機会に京丹後産のみずみずしい梨を、また、道の駅くみはまSANKAIKANでは梨の生ジュース スムージーをお楽しみいただけます。
〇紫ずきん
紫ずきんは、丹波黒大豆から生まれた秋のえだま めです。粒が大きくコクがあり、甘みがたっぷりで す。豆の薄皮が薄紫色で、頭巾のような形をしてい ることから、名付けられました。
〇みかん
「由良みかん」の栽培が始まったのは、江戸時代中期と伝えられています。全国的にも雪が積もる地域での栽培は珍しく、「愛情いっぱい我が子のよう」に育てられた甘みと酸味が調和した濃厚な味が自慢です。
「大浦みかん」は舞鶴市の大浦半島の日本海に面した山の斜面で江戸時代以前から栽培されています。きびしい気候の中で育っているにもかかわらず味が濃く、甘み、酸味のバランスの良いことが特徴です。生産量が少ないため地場でしか流通しない貴重なみかんです。
〇短形ゴボウ
短いごぼうのことで、平成22年度に京都府で栽培法を確立し「ごぼ丹(たん)」の愛称がつけられました。特別な品種と栽培技術で長さが30~40cmのごぼうを作ることができ、短いので堀取りの機械化も容易です。作りやすいだけでなく市場の評価も高く、丹後の新しい特産物として期待されています。また「買い物袋から飛び出ない」「小ぶりなのに香りがある」など消費者だけでなく野菜ソムリエからも高く評価されています。