京都府北部はカキの育成養殖が盛んな地域ですが、舞鶴では天然の真ガキを提供してくれるお店があります。
舞鶴湾の天然真ガキは、山の雪が解けて栄養分を含んだ水が川を通じて流れ込んで栄養を蓄える2月~3月にかけてがより大きく美味しいそうです。
そんな旬で美味しい真ガキを求めて、今年も舞鶴かき小屋「美味屋(おいすたぁ)」にお伺いしました。
夏の猛暑の影響を受けて海水温が上昇しており、一部地区の真ガキはうまく育たないこともあるようですが、今年も、例年通りの営業が続いていますのでひと安心です。
お店は、完全予約制の土・日・祝のみ営業です。営業のない日は、漁師さんたちは素潜り漁をされます。
このかき小屋「美味屋(おいすたぁ)」は素潜り漁師が獲ってきた天然の真ガキを漁師さん自らがお客さんの目の前で大きな蒸し器で調理してくれるスタイルが最大のポイントです。蒸し上がったカキも漁師さんがその場で殻を開けてくれます。
この豪快なスタイルのサービスと合わせて、旬の濃厚な真ガキの味。蒸すまで生きていた天然の真ガキです。美味しくないわけがありません。ぜひとも一度体験してくださいね。
お店の中には大きな蒸し器付のテーブルが4台あります。その蒸し器で、目の前で真ガキが蒸されます。
まずは、注文。もちろん蒸しガキを注文する方がほとんでですが、カキフライ、サザエ、お刺身など、他のメニューも豊富です。
注文が終わると、漁師さんが真ガキを蒸し器に敷き詰めていきます。そして、大きなふたが閉められて蒸しガキの調理が開始されます。
真ガキが蒸されている間に、注文した蒸し料理以外の料理やお酒が提供されます。
待つこと20分、ふたが開けられ蒸し上がった真ガキの登場です。ぶわーっ!!と勢いよく湯気が立ちます。みなさんニコニコしながらこの瞬間を楽しんでおられます。
蒸し上がった真ガキは、すぐに漁師さんたちが専用のナイフを使って殻を開いて並べてくれます。
この一連の豪快なスタイルが大人気なのです!お客さんは食べることだけに専念できます。
他のメニューも絶品です。
天然真ガキのカキフライ
天然のカキの塩味とフライのサクサク感がたまらない一品です。タルタルソースもついてます。
サザエのお刺身
コリコリとした歯ごたえ、新鮮だからこそいただけるメニューです。
サザエ蒸し
真ガキと一緒に蒸してくれます。中身をほじくったりする必要はありません。サザエの口を下に向けるとスルッと中身が出てきます。
全くクセがなくいくつでも食べられそう。
舞鶴かき小屋「美味星(おいすたぁ)」は6月~8月、12月~3月の季節限定、土・日・祝だけのオープンです。完全予約制(各回70分の入替)ですので出かける前に必ずお問い合わせを!! 080-6166-1158