日本では、縄文時代の貝塚から、牡蠣(かき)の殻がたくさん出土しているといいます。
牡蠣は「海のミルク」と言われますが、大昔から人類にとって身近な食べ物だったようです。
現在でも牡蠣は生食をはじめ、焼き・蒸し・フライ・グラタン・鍋・炊込みご飯などに調理されて食卓に並ぶ大人気の食材です。
そこで今回は、牡蠣の中でも夏場に最盛期を迎える岩牡蠣(いわがき)を紹介します。
冬によく食卓に並ぶのが真牡蠣(まがき)。
岩牡蠣は、夏が旬であり、日本海側で養殖が盛んです。
京都府北部、舟屋で有名な伊根町では、岩牡蠣を「夏珠(なつみ)」と命名して新しいブランドとして販売しています。
伊根湾は、日本海側では珍しく南側を向いている湾で、なおかつ入り口には青島と言う無人島が天然の防波堤となり岩牡蠣をゆっくり育てるのに適した環境。伊根湾の水は非常にきれいで岩牡蠣は天然とかわらない状態で4~5年かけて丹精込めて育てられます。食べごろに育った岩牡蠣は天然物と比較して身入りがよく、癖のないミルクたっぷりの濃厚な味わいが特徴です。
そんな岩牡蠣を生でも美味しく召し上がっていただけるようにと、水揚げした岩ガキを滅菌海水装置に24時間~48時間程浸けておくことで、生食用として提供しています。
今年も、伊根産岩牡蠣「夏珠(なつみ)」のシーズンが始まりました。この機会にぜひお試しください。
(食事施設)
・レストラン舟屋(道の駅舟屋の里伊根 2階)(0772-32-0680)
・お食事処 油屋(道の駅舟屋の里伊根 1階)(0772-32-0750)
・舟屋食堂(0772-32-0800)
・海宮(舟屋日和内)(0772-32-1700)
(宿泊施設)※事前にご予約が必要です。
・油屋 和亭 ・油屋 本館 ・鍵 屋 ・しばた荘 ・裳香庵 ・港 屋
※伊根町オンラインショップでも期間限定で好評発売中です。