岩ガキは初夏に旬を迎えます。
今でこそ、岩ガキは京都府北部「海の京都」の夏の海産グルメの定番となってますが、実は注目されるまでは地元の漁業者もほとんど食べていなかったそうです。
そんな岩ガキですがグルメブームに乗って夏でも食べられる大型のカキとして注目されはじめ知名度が上がったそうです。
知名度が上がることはよかったのですが、やがて乱獲され、漁獲量が減少してしまいました。そこで、丹後地方では、人工的に飼育する技術開発を進め、「育成岩ガキ」として生産量を順調に伸ばしてきという事です。
今では、クリーミーで栄養たっぷりの岩ガキが地元の飲食店舗や宿泊施設でたくさん提供されています。
300グラム以上(殻付)で、3年以上かけて育てたものを「丹後の海 育成岩がき」として、今年も既に4月から出荷が始まっていて、8月中旬まで続くそうです。
丹後地方では舞鶴市(舞鶴湾)、京丹後市(久美浜湾)、宮津市(宮津湾・栗田湾)、伊根町(伊根湾)で育成養殖が盛んです。
こちらでも紹介されていますので、ぜひご覧ください。
・舞鶴の「丹後の海育成岩がき」が食べれるお店(舞鶴市エリア)
・伊根の岩ガキ「夏珠」が食べれるお店(伊根町エリア)
伊根町では「夏珠(なつみ)」と命名して提供されています。
真ガキの海のミルクに対して岩ガキは海のチーズと呼ばれているそうです。
カキには、亜鉛 鉄分 ビタミンB12 タウリン グリコーゲンなどその他多くの栄養素が含まれていて、美味しいだけでなく不足しがちな栄養素を補えるすばらしい食べ物なのです。健康に過ごすためにもぜひ食べておきたいものですね。