今年もやってまいりました。京都のズワイガニ漁解禁。
今年も解禁日は11月6日だったのですが、京都では悪天候のため9日に実施されました。
舞鶴、丹後、網野の京都府漁協の各支所に所属する漁船10隻が8日の午後にズワイガニ漁に出港、9日には初競りも行われ、今年の最高値はなんと間人市場の5匹で85万円だったそうです。
※写真はイメージです
日本海の水深200~600mに生息するズワイガニ。山陰や丹後地方では「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」とも呼ばれています。
京都で水揚げされた京都府産のズワイガニ(オス)は船上で厳しいチェックが行われ、そこで合格したカニには「京都」と漁獲した「漁船名」が書かれた丸い「緑色のタグ」が付けられます。
その中でもさらに厳しい条件をクリアしたズワイガニだけが、その品質を証明するプレートが付けられ「舞鶴かに」や「間人(たいざ)ガニ」としてブランド化されています。
舞鶴かに
「舞鶴かに」は、舞鶴漁港に水揚げされたズワイガニの中で、重さ800g以上で姿が整ったものだけです。四角の「舞鶴かにプレート」が取り付けられ、水槽に入れられたままセリにかけられます。
重さ1,200g以上は金色、1,000g以上は銀色、800g以上は緑色のプレートを付けることで差別化されています。
間人ガニ
今年からはブランドの信頼向上の取組として今まで以上に厳格に管理されるようになり、漁船ごとの通し番号やQRコードの入った白色のプレートが取り付けられています。
ズワイガニと言えば、冬の味覚の王者です。プリプリのカニ身や濃厚なカニみそを思い浮かべる人も多いかと思います。
一方で、冬の味覚の女王として注目なのがコッペガニ。こちらはズワイガニのメスです。
コッペガニは、殻の中に鮮やかなオレンジ色の卵巣(内子)と腹側にある赤黒い色の卵(外子)を持っており、オスでは味わうことができない磯の香りとねっとりとした食感(内子)、ぷちぷち粒々の食感(外子)を堪能できます。
産地はさまざまですが、リーズナブルな価格でスーパーでも並んでいます。一度お試しください。