「猫」と「丹後ちりめん」をキーワードに、丹後の人と猫のつながりに思いを馳せて、時空を超えたまちあるきを楽しむイベント「こまねこまつり」が開催されます。
「こまねこ」って??漢字では「狛猫」と書きます。「狛犬」なら神社でよく見かけますが、「狛猫」は見たことない!という人が多数ではないでしょうか?そして、「猫」と「丹後ちりめん」にはどのようなつながりがあるのでしょうか・・・?
京丹後市の峰山町は江戸時代より機織で栄えた町で、丹後ちりめんの産地としても有名です。ここでは、絹糸を生み出す蚕をネズミから守ってくれる猫が大切にされてきました。猫は養蚕になくてはならない存在でもあったのです。金刀比羅神社の境内にある木島神社は地元の糸商人や養蚕家たちによって京都市内から峰山の地へ迎えられたもので、そこには狛猫が鎮座しています。
狛犬は多くの神社に鎮座していますが、狛猫は全国的にもかなり珍しいそうで、今も地域の守り神として地元の人々に親しまれています。(全国の稲荷神社には狛狐が鎮座していますよね。実は狛○というのは犬以外にもけっこう色々な動物がいるそうで、福岡には狛鯰が鎮座している神社もあるのだとか。)
このように、丹後の人々と猫の間には、古くから深いつながりがありました。「こまねこまつり」当日は、飲食の他にもアートやワークショップ、ミニコンサートなど、様々な企画も実施されます。丹後の人々と猫とのつながりを感じながら、のんびりまちあるきを楽しみましょう。
イベントの詳細はこちら。
イベント名 | 第2回こまねこまつり |
日程 | 9月17日(日) 10時~16時 |
場所 | 京丹後市峰山町 |
主催 | こまねこまつり実行委員会 |
協賛 | 羽衣ステーション・峰山飲料組合 |
協力 | 金刀比羅神社・京都丹後鉄道・丹後織物工業組合・㈱吉村商店 |