舟屋の風景で知られる伊根町に、江戸時代から守り継がれているお祭りが「伊根祭」。京都・八坂神社から牛頭天王を勧請したと伝わる地元・八坂神社の祭礼で、海上安全、大漁、五穀豊穣を祈願して、毎年７月末の土日に行われています。
大漁年には、釘を一本も使わず組み上げられた船屋台が海上を渡御。そのさまが京都・祇園祭の山が海を渡るかのように見えることから、伊根祭は“海の祇園祭”とも呼ばれています。2017年、船屋台は見られなかったものの傘鉾を載せた「祭礼船」と「神楽船」が亀島から宮の浜へと渡御しました。
千年の都・京都の祭礼・祇園祭は、遠く離れた伊根の地でかたちを変え、地元独自のお祭りとして受け継がれています。
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（この内容は、2017年8月10日(木)にKBS京都「おやかまっさん」で放送されました。）
